振袖に合わせる小物選びのポイントについて詳しく解説!
振袖を着る際、それに合わせる小物によって印象は大きく変わります。振袖に合わせる小物にはたくさんの種類があり、どれを選べばよいか悩む方も多いです。今回は、振袖に合わせる小物の種類や選ぶ際のポイントについて紹介します。振袖の小物選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
振袖に合わせる小物の種類
まず、和装下着が必要になります。振袖を着る際には、まず肌襦袢を着て、その上に長襦袢を重ねます。肌襦袢とは素肌につける上半身用の肌着のことで、打ち合わせて着用し裾除けで前を留めるのが一般的ですが、最近は肌襦袢と裾除けが一緒になったワンピースタイプのものも人気です。素肌に触れるものなので、素材としては吸収性が高く肌触りのよいものがおすすめです。長襦袢は、肌襦袢の上に着る下着のこと。襟元や袖口は人目につくこともあるので、振袖の色とある程度合わせるとよいです。
また、襟元に縫いつける半襟という布もあり、こちらも襟元から見えるものになるので、色を選ぶ際には振袖と合うものを選びましょう。他には、襟がピンと張るように半襟の中に挿し入れる襟芯等もあります。
和装下着が揃ったら次は着付け小物です。長襦袢や袖を留めたり補正したりする際に使う腰ひもは、人によって使う本数が異なるので5~6本あると安心です。胸元が崩れないように腰ひもの上から巻く伊達締めは、マジックテープで留めるベルトタイプのものもあります。その他、帯の前面に挿し入れて帯にしわが寄るのを防ぐ帯板や、帯の形を補助する帯枕、その上から巻く帯揚げがあります。
最後に、飾り小物について紹介しましょう。飾り小物には、帯との色合わせを楽しめる帯揚げや、帯の真ん中に締める飾り紐となる帯締め、襟元のポイントになる重ね襟、飾りとしての役目がある帯留め等があります。また、かんざしや髪飾りのようなヘアメイクに使う小物も欠かせません。
振袖に合わせる小物はどう選ぶ?
帯の色は全体を引き締めるために振袖と違う色を選びましょう。華やかにしたい場合は金色や銀色、個性的な雰囲気にしたい場合は補色を選ぶとよいです。全体を柔らかい雰囲気にしたい場合は、振袖と同じ系統の色で濃淡の異なるものを選ぶのがおすすめです。
また、帯締め・帯揚げには補色を入れることで全体を引き締めることができます。逆に帯や振袖にある色から1色ずつ取り入れることで、まとまった雰囲気を作ることもできます。
小物を選ぶ際は、振袖の印象に合わせていくと決めやすいかもしれません。たとえば、可愛らしい振袖には同系色の小物を合わせることで、全体的に柔らかい印象になりまとまって見えます。
シックで大人っぽいテイストの振袖であれば、大柄やはっきりとした色の柄が施されていることが多いため、それを引き立たせるためにシンプルなものを合わせるとよいでしょう。
レトロな印象の振袖には、同トーンのレトロな小物にすることで品のある印象になります。ポップなテイストのものを選んだ場合は、全体のバランスを取るために帯揚げや帯締めに振袖の中で多く使われている色を選びましょう。
メインの振袖の選び方のコツ
振袖は形が決まっているため、選ぶ基準は色と柄になります。ベースの色が同じでも、色合い、柄の種類や大きさ等で印象が大きく変わります。
まずは着たい色を選び、違うテイストの柄を見繕って試着するとよいでしょう。振袖の柄には大きく分けて、王道な古典柄とその年の流行を取り入れた現代柄の2種類があります。それぞれ雰囲気が違うので、ご自身の好みの柄を選んでください。
メインの振袖も重要ですが、それに合わせる小物によって全体の印象が一気に変わります。まずはお気に入りの振袖を選び、そこから小物を上手に取り入れてオリジナルのコーディネートを作ってみてください。