振袖に合わせる草履を選ぶ際に意識すべきポイントとは?
振袖といえば振袖の柄や文様はもちろんですが、それに合わせる草履など選び方も重要になります。柄や文様、振袖の色ばかりに気を取られてしまいがちですが、足元のおしゃれも大切ですよね。しかし草履の選び方がわからないという人も多いでしょう。では振袖に合うような草履を選ぶために、サイズ選びのポイントや合わせ方のコツを紹介します。
草履にはどんな種類がある?
草履といえば「何となくこんな感じかな?」というようなイメージはあると思います。振袖は自分で選ぶけど、草履は選び方だけでなく、種類もわからないからお店の人に選んでもらうという人もいるでしょう。振袖の柄に種類があるように、草履にも種類があるのです。
■草履の種類
草履の種類は2種類あり、それぞれ「フォーマル」と「カジュアル」と呼ばれています。言葉を聞くと洋服をイメージすると思いますが、着物も同じでフォーマルとカジュアルがあります。草履もまた同じです。
まず「フォーマル」はかしこまった場所に履いていくもので、いわゆる正装のことを指します。洋服でいえばドレスアップして、パンプスを履いていくような場所に行くときの服装です。着物の場合は留袖や訪問着を着る時に履く草履のことで、足をのせる台の部分には金色や銀色、白が使われ、鼻緒には金色系の色や銀色系の色を使います。
また「カジュアル」はちょっとしたお出かけに着ていく普段着のようなものです。フォーマルと違ってきらびやかな印象ではなく、どちらかというと落ち着いた印象があります。落ち着いた色合いなので、フォーマルより着物の柄や色と合わせやすいのが特徴です。
草履のサイズ選びのコツ
草履は私たちが普段履いているような靴とは違い、鼻緒に足の指をひっかけて履くものです。そのため足を全体的に覆うのではなく、少しかかとが草履からはみ出るような感じになります。
■草履のサイズについて
草履は靴とは違い、サイズが豊富ではありません。尺貫法という寸や尺で表されていたときもあったようですが、今現在サイズはS、M、L、LLの4種類があります。おおまかですが「S」は~22cm、「M」は22.5~23.5 cm、「L」は24~24.5 cm、「LL」は25~25.5 cmとされています。靴の感覚で大きめな草履を選びそうになりますが、草履に関しては少し小さめのものを選ぶとよいとされているようです。
振袖に合わせる草履を選ぶ際に意識すべきポイント
草履だけ単品で選ぶ人は少なく、ほとんどの人が振袖と合わせて草履を選ぶのではないでしょうか。しかし、どうやって合わせればよいのかわからないという人も多いでしょう。振袖に合わせる草履の選び方のポイントを紹介します。
■振袖に合う草履を選ぶためには
振袖は未婚女性の正装であり、「未婚女性の第一礼装」と呼ばれています。そのため、「もっとも格が高い着物」にあたる振袖はフォーマルの装いということになるようです。フォーマルといっても、もちろん合わせ方のポイントがあります。
まず一つ目は「振袖の柄や色と合わせること」です。振袖の柄には古典柄や新古典柄、モダン柄がありますが、それに合うような草履を選ぶことです。振袖と草履とでまったく異なったイメージのものを選んでしまうと、足元だけが浮いてしまったりするので注意しましょう。
二つ目は「バッグとセットのものを選ぶこと」です。もちろん単品で選んでもよいのですが、バッグとセットになっている草履はデザインが統一されているということから振袖と合わせやすくなっています。またセットだと若干割安になっているので、お財布的にもよいです。
最後は「少し小さめのサイズを選ぶこと」です。草履は普通の靴とは違い、草履の台から少しはみ出るような大きさを選びましょう。美しく見えるのは台から1cmほど出ているくらいとされています。
意外と値段が張る草履はレンタルがおすすめ
実は草履は単品で購入しようとすると少々値段が張るというデメリットもあります。しかし、やはり振袖に合った草履を選びたいですよね。お値段的なことが気になる場合、レンタルするという方法もあります。
■草履はレンタルもできる
振袖もそうですが、草履もレンタルするという方法があります。成人式以外でも振袖を着るタイミングがあるなら購入でもよいのですが、「一度しか着る予定がない」「振袖は成人式だけで充分」と考える人もいるでしょう。
そういった人はレンタルがおすすめです。レンタルという方法であればコストを抑えることもできるうえ、自宅で手入れをしながら保管をするという手間が省けるというメリットもあります。
成人のお祝いをする華やかな晴れ舞台、成人式。成人式には華やかな振袖を着て、それに合う草履を履いて楽しくお祝いをしたいものです。大きさや歩きやすさはもちろんですが、振袖に合った草履を選ぶことが一番大事なポイントです。またコストを抑えたいと考える人は、レンタルもできるのでおすすめです。一生に一度の成人式、華やかな装いで思い出に残るような成人式にしたいものですね。